ハンドメイド作家のcaccio(カッチョ)です。
「理想のリュックサックを作るという計画」プロジェクト・リュックス。第15回目の記事となります。最初に確認しておきますが、「理想のリュックサック」というのは人それぞれ違いますよね。人によって持ち物は違いますし、色やサイズなどは本当に好みが分かれる所です。なので、これは“caccio個人にとっての”理想のリュックサック、というようにお見知りおきください。
前回までの記事はこちら↓
プロジェクト・リュックス ~その1~
プロジェクト・リュックス ~その2~
プロジェクト・リュックス ~その3~
プロジェクト・リュックス ~その4~
プロジェクト・リュックス ~その5~
プロジェクト・リュックス ~その6~
プロジェクト・リュックス ~その7~
プロジェクト・リュックス ~その8~
プロジェクト・リュックス ~その9~
プロジェクト・リュックス ~その10~
プロジェクト・リュックス ~その11~
プロジェクト・リュックス ~その12~
プロジェクト・リュックス ~その13~
プロジェクト・リュックス ~その14~
目次
作り忘れてたパーツを作る
苦節2か月チョイ!とうとうこのプロジェクト・リュックスも終盤を迎えました。今まで細々と作ってきたパーツたちを、いよいよリュックサックの形に仕上げていきますよっ!
・・・と、その前に作り忘れてたパーツがありました(^^;)まず、一番大きなファスナーの両端に付ける、ひっぱりタブです。大きなファスナーを開ける時って、端を掴んで引っ張りながらすると開けやすいんですよね。なので小さい布を縫ってタブを作りました。
それからリュックを背負わず持って運ぶ時に掴めるよう、上部に持ち手を作ります。これはその12で長さが足りないと発覚したテープを使う事に。偶然ですが、通販で買い足したテープと同じものだったので、違和感なく使う事ができました。あと、前面ポケットのベルトに使おうと思って買っていたフェイクレザーを、ちょっとアクセントに巻いてみました。どちらも無駄にならなくて良かったです(^^)
開口部のファスナーを付ける
前回買い足してきた濃紺帆布から表口布を2枚切り取り、いよいよ一番長い開口部のファスナーを取り付けます。Youtubeでリュックのファスナーの付け方を何度も見て予習し、方向に間違いはないか、縫い付け部分が正しい幅になってるかと確認してから縫い始めました。そのかいあって、なかなかきれいに縫う事ができました!
ファスナーが無事付いたので、両端にひっぱりタブを仮留めし、いよいよ表布たちを縫い合わせる事に。
再び襲うハンドメイドの謎トラブル!
さて、完成した表口布と表まち布を中表に合わせて縫い合わせましょーとした所・・・な、な、なんと口布の方が幅が短い事が判明!!(T△T)キターーー!! ちょっとやそっとなら長い方を切ったりして対処できますが、今回は2cmも短かったのです。すでに内布のまちは作ってしまっているので、表布を2cmも短くしてしまったら内布がダブダブに余ってしまいます。
おかしいなぁ・・・ちゃんと計算したはずなんだけどなぁ・・・。原因不明の謎トラブルに途方に暮れる事しばし・・・。しかし、悩んでいても時間はたつばかり。思い切って口布を切る所からやり直すことにしました。
問題なのは、やり直すだけの布が余っているのかという所。まさかやり直すとは思ってなかったので、ちょっとの長さしか買い足してなかったのです。恐る恐る残りの濃紺帆布を測ってみた所・・・なんとかギリギリ取る分がありました!ヾ(*T∀T*)ノヨカッター!
口布の幅を2cm長くし、最初に縫ったファスナーとひっぱりタブの糸をほどいて付け直し。今度はちゃんとまちと幅がピタリと合いました!なんとかリカバリーできて良かったです。
一難去ってまた一難!ショルダーベルトが逆!?
さ、無事幅が合った所で縫い合わせていきましょー(^^)とその前に、今まで作ったパーツを本体に仮留めしていく作業をしました。まず、その9で作っておいたハンカチポケットを、表右まち布に仮留めしました。
そして表後ろ袋布にショルダーベルト、力布、持ち手を仮留め。ここで「あ、そうだ。ショルダーベルトがちゃんと入るか試してみよう」と思い、移動カンにテープを入れてみた所・・・
な、な、なんとショルダーベルトが下に向かって垂れ下がる予定が、上に向かっているではありませんかーっ!!(T△T)ナンデヤネーン!! これは調べてみたらちゃんと理由が分かりました。実はリュックを作るにあたり図書館で借りてきた手芸本を2冊参考に見ていたのです。私が買った移動カンを掲載している本をA、ショルダーベルトの作り方を参照した本をBとします。AとBでは移動カンを付ける部分が違ったのですが、Aのタイプの移動カンを買ったのに付け方はBの方法で付けてしまったのです・・・。
移動カンの形なんてほとんど同じなので、どっちの方法で付けても大丈夫だと思ってしまったんですよねえ。やはりハンドメイドは細かい所まで油断はできません。
ミッション・インポッシブル!移動カンを移動せよ!
さて、ここで私は決断に迫られました。移動カンを逆向きのままで作業を進めるか、またはショルダーベルトを作り直すか・・・。逆向きのままでもリュックの脇の腕に隠れるような部分なので、目立たないとは思います。「手作りだからさ、ちょっと個性的な感じになっちゃった。アハハハ・・・(^^;)」と笑ってごまかせるかもしれません。
『しかし、caccioよ。本当にそれでいいのか?お前にとっての理想的なリュックサックとは、その程度のものなのか・・・?』・・・神の声が聴こえた気がしました(←大げさ)。確かにここで妥協して完成させたら、理想的なリュックサックを作るという当初の目標からはずれてしまう気がします。ここまで読んでくれてる皆さんを、ガッカリさせてしまうんじゃないかとも思いました。
だがしかし、すでに移動カンはショルダーベルトにガッチリ付いてしまってます。これを外すには、ショルダーベルトにすでに付けてしまったかぎポケットやウォークマンポケットも外し、ショルダーベルトに縫い付けた長いテープも全部ほどかなければいけません。一度縫い目をほどいたら、その跡が残ってしまって汚い感じになるかもしれません。
今からその作業をする時間や気力はあるのか・・・このままでも誰も文句は言わない、自己満足だけじゃないのか・・・そんな気持ちが心をよぎった時、頭の中に音楽が流れてきました!
『♪ジャンッ!ジャンッ!ジャンッ!ジャンッ!ジャンジャンッ!テレテ~テレテ~テレテ~テレッ!』
そう、こんな一見不可能そうなミッション(いや、単にめんどくさそうな修正)でも、やらなければいけない時があるのです!ここで妥協したらハンドメイドを仕事にしてますなんて言えない!よし、やったろうじゃねえか!私の心は決まりました。
工夫で危機を乗り越える!
直すと決めたらそこからは速いです。無い知恵をフル稼働させて、どうすれば上に付けた移動カンを(楽に)下に付けられるか考えました。そこで移動カンに通してある輪になっているテープを、思い切って切断!力布に付けてあった長いテープを短く切って、余ったテープをショルダーベルトに縫い付けました。縫い付ける際に切断した輪の部分が隠れるようにして、ほつれを防止。力布の方に移動カンを付け直して、なんとか移動カンを移動する事に成功しました!!
上向きになっていたテープも、無事下向きになりました。妥協しないでよかったです(^^)
すみません、最終回と予告しておきながら最後の最後で修正が続いたので長くなってしまいました。次回こそは、完成品をお見せしたいと思います!
それでは、また。
次の記事:プロジェクト・リュックス ~理想のリュックサック作製計画・その16~
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