プロジェクト・リュックス～理想のリュックサック作製計画・その9～

リュックサックの生地に接着芯を貼りました
布端のほつれ止めはピケが簡単！
まずはハンカチポケットから作ってみる
次にスマホポケットを作ってみる

リュックサックの生地に接着芯を貼りました

ハンドメイド作家のcaccio（カッチョ）です。

「理想のリュックサックを作るという計画」プロジェクト・リュックス。第9回目の記事となります。最初に確認しておきますが、「理想のリュックサック」というのは人それぞれ違いますよね。人によって持ち物は違いますし、色やサイズなどは本当に好みが分かれる所です。なので、これは“caccio個人にとっての”理想のリュックサック、というようにお見知りおきください。

前回までの記事はこちら↓

プロジェクト・リュックス～その1～
プロジェクト・リュックス～その2～
プロジェクト・リュックス～その3～
プロジェクト・リュックス～その4～
プロジェクト・リュックス～その5～
プロジェクト・リュックス～その6～
プロジェクト・リュックス～その7～
プロジェクト・リュックス～その8～

第9回の今回は、裁断が終わった生地に接着芯を貼っていきます。接着芯とは生地に張りを出す為に貼る裏地のようなもので、これがないと出来上がってもふにゃふにゃクタクタとしたバッグになってしまいます。今回は特にスクエア型のリュックサックなので、床に置いた時にピシッと形が保たれるよう、しっかりとした厚さの接着芯を選びました。

骨組みとなる背中側の袋布には先日ダイソーで購入したフロアマットを一面に貼りました。周囲を縫うだけじゃ中心がパカパカ浮いちゃいそうだし、中心も縫うと表面に縫い目が出てしまいます。なので、アイロンで接着できる両面接着テープというのを使いました。これならアイロンをかけるだけで袋布とマットがしっかりとくっつきます。

表側の黄色帆布の袋布には、帽子のツバ等にも入れるカッチリした接着芯を貼り付け。マチと底布にも接着芯を貼り、これで周囲の布にかなりの硬さがでたので、たぶんふにゃっとはしないはずです。

他にも内側のパンダ柄布で作るポケット布は、ペラペラで弱そうだったので接着芯を貼りました。物を出し入れする部分は補強しておいた方がいいですからね。そうこうして貼った接着芯パーツ、全部で15枚！裁縫をする方ならご理解いただけるでしょう、接着芯を15枚貼るその面倒くささたるや・・・(T▽T)ｳﾋｰ

裁縫好きって基本的に「ミシンがけ」が好きなのであって、接着芯貼るアイロンがけ作業は好きじゃないんですよねえ・・・。まあ、大好きなミシンがけをする前準備として必要なので仕方ないのですが。

布端のほつれ止めはピケが簡単！

接着芯貼りと同じくらい面倒・・・いや大変なのが布端の処理です。布の端は切りっぱなしだとそこから糸がどんどんほつれてきてしまうので、ミシンでかがり縫いをします。我が家には端処理が簡単にできるロックミシンがないので、地道に家庭用ミシンで端ミシンをかけています。しかし、今回はパーツが多いし、布も厚いのでできれば糸の厚みや重みを省く処理にしたいと思いました。

なので、布端の処理にはほつれ止めの「ピケ」を使いました。これは接着剤のような液体で、布端に塗ると乾いて固まり、布がほつれてこないようになります。乾けば水洗いもOKと書いてあるのですが、なんとなく普段着る洋服などには使っていません。しかし、今回はリュックサックなので丸洗いする事もないだろうとピケに頼る事にしました。