ハンドメイド作家のcaccio(カッチョ)です。
我が家の娘・スミちゃんは、髪をロングに伸ばしています。
お風呂上りに自分で髪を拭くのですが、いかんせんまだ小学生なもので上手に拭けません。
背中にポタポタと水滴をたらしながらウロウロするので、なんとかならないかなぁと思っていました。
そこで、髪がある程度乾くまで被る「タオルキャップ」を作ってみました。
意外と簡単にかわいく出来たので、作り方をご紹介したいと思います。
・スイミングスクールに通っているお子様
・お風呂上りに困っている髪の長いお子様
・幼稚園や学校でタオルキャップが必要なお子様
このような子のいる親御さんは、この作り方を参考にぜひ作ってみてくださいね。
目次
タオルキャップとはどういうものか?
タオルキャップとは、『タオル地で出来た頭をすっぽり覆うタイプの帽子』です。
よく街中で、プール帰りの子供達がタオル地の帽子をかぶっているのを見かけた事がないでしょうか?
あれがタオルキャップです。
プールに入ると、特に髪の長い子は髪の毛がびしょびしょになります。
子供なのでまだ自分で上手に拭けませんよね。
すると髪からいつまでもポタポタポタポタと水滴が落ちて、洋服が濡れてしまいます。
それを防いで髪の水分を吸収してくれるのが、タオルキャップなのです。
我が家でも小学生の娘が髪を長く伸ばしていて、お風呂上りはいつもびしょびしょです。
お風呂上りに「お母さーん!」と呼ばれれば、行って私が拭いてやっています。
しかし、たまに自分で適当に拭いてリビングまで来てしまう事があります。
そうすると背中はびしょびしょ、廊下やリビングの床に水滴がポタポタ。
着替えればパジャマも下着も濡れて、冬など風邪をひきそうです。
ショートカットにしたら?と提案したのですが、ロングヘアがお気に入りの娘は断固拒否!
そんな状況を解決する為に、タオルキャップをかぶせる事を思い付きました。
あれなら子供でも一人でかぶれるし、床やパジャマが濡れるのも防げます。
市販品は高い!なので100均のタオルで作ってみました
早速ネットの通販でタオルキャップを探してみた所・・・
「うーん、高い!(-ω-;)」
タオルで出来た帽子が800~1,000円前後しました。
確かにキャラクター物とかリボンが付いてるのとか、かわいいんですよ?
かわいいんだけど・・・いかんせん・・・うーん・・・高い・・・。
ここでいつもの私のクセがムクムクと沸き上がってきました。
「これ・・・100円ショップのタオル買ってきたら、手作り出来るんじゃない?」
「ここをこう縫って、ここにこれくらいのゴム入れて・・・うん、出来る!!」
「しかも安い!!」
「手作り出来そうな物はとりあえず何でも作ってみる」が信条の私。
早速100円ショップへ行って、タオルを一枚買ってきました。
買ったのは、Seriaの「無撚糸フェイスタオル」です。
無撚糸とは撚り(より)の少ない糸の事で、普通のタオルよりフワフワと柔らかい手触りが特徴です。
柔らかい分水分の吸収が良く、タオルキャップを作るには最適の素材です。
大きさは縦73cm、横30cmです。娘の頭囲が53cmなので、丁度良い大きさ。
切らずに一枚使い切れます。
タオルキャップのデザインは「文鳥」に決定!
さて、次に考えるのはタオルキャップのデザインです。
頭の水分を吸う役割だけなら、タオルを帽子の形に縫うだけでも構いません。
しかし、これは子供にかぶせるもの。しかもお風呂上りにしばらくかぶっててもらわないといけないのです。
子供って気に入らないものだと、断固として着てくれない事ありますよね?(^^;)
なので娘が少しでも気に入るような、かわいいデザインにしようと思いました。
まず、ネットで販売している様々なタオルキャップを見て研究。
良く売っているのは、すでにキャラクターの絵柄がプリントされたタオルを使って作られたキャップです。
こちらは100円ショップで手に入れにくいだろうと思い却下。
次に多いのが、ウサギやネコなどの耳を付けた動物の形のタオルキャップでした。
これなら私でも作れそうだし、子供も喜んでくれそうです。
買ってきたタオルがたまたま真っ白なものだったので、白い動物にしようと思いました。
・シロクマ
・ウサギ
・ネコ
・イヌ
・ヒツジ
・パンダ
・ニワトリ
・アヒル
・・・などなど
そんな中思い付いたのが、小鳥のデザインです。
最近、小鳥グッズって多いですよね。私も小鳥好きなんです(^^)
そこで白い小鳥を検索してみたら、「白文鳥(しろぶんちょう)」という小鳥がヒットしました。
家庭でもペットとして人気の小鳥で、真っ白な羽にピンクのくちばしがポイントです。
これならデザインもシンプルに出来るし、簡単に作れそう!
という事で、デザインは文鳥に決定しました。
文鳥タオルキャップの作り方
それではいよいよ、文鳥タオルキャップの作り方をご説明します。
1.タオルを中表で縦半分に折る。
中表とは、最後に外側に出る方(表側)を内側に合わせるという事です。タオルの端の縫い目を見て、きれいな方を内側にして折ってください。
2.ずれないように固定し、つながっている方に半円の線を描く。
クリップやまち針でタオルをずれないように固定し、折ってつながっている方に丸く半円の線を描きます。
これは小鳥の頭のかわいい感じを出す為に丸くしましたが、難しい方は真っすぐの線でも構いません。
ちなみに私は、家にある一番大きい丸いお皿を当てて線を描きました。
3.タオルの端を縫う。
タオルの端と2で描いた線に沿って縫っていきます(縫いしろ5mm)。
縫い始めは5cm程縫わずに開けておきます。縫い終わりは布端まで縫ってくださいね。
円の外側に余分な部分が出来ますが、ここも水分を吸ってくれるので切らずに残しておきます。
4.タオルの端を5cm折り返して一周縫う。
つながっていない方の端を5cm程裏側に折り返し、一周縫っていきます。
これがゴムを通す部分になります。
「ゴムを通すだけなら5cmもいらないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、タオルの端はほつれ止めに厚めに折り返して縫ってあるものがあります。
ここを2枚重ねて縫おうとすると、パワーの弱いミシンでは縫いにくい場合があります。
そこで、その厚い部分をよけて縫う為に、多めに縫いしろを取ってあるのです。
5.表にかえし、ゴム通し口からゴムを入れて縫う。
縫い終わったら表にかえします。
ゴム通し口からゴムを通し、ゴムの端と端を2cm重ねて縫い合わせます。
ゴムの長さは、かぶる人の頭にゴムを合わせてきつくもゆるくもない長さに調整してください。
ちなみに我が家の娘の場合、頭囲53cmで48cmのゴム(幅8mm)を使用しました。
6.文鳥の羽部分を裁断する。
画用紙を8cm×7cmに切り、半分に折って半円形の型紙を作ります(半分に折ってから重ねて切ると、左右対称になります)。
それを帽子本体とは別のタオルの端に合わせて、4枚切ります。
同じ色のタオルでもいいですし、他の色のタオルにしてもカラフルな小鳥になってかわいいですね。
タオルの端を使うとほつれてこなくて良いです。
7.羽部分を縫う。
6で切った羽を2枚中表で重ね、縫いしろ5mmで丸い部分を縫います。
表にかえし、同じものを2つ作ります。
8.羽を本体に縫い付ける。
本体の横(タオルを縫い合わせた線の所)に羽を縫い付けます。
下端から8cmの所に羽の端をぐるっと一周まつり縫いで縫い付けました。
こうするとかぶった時に羽がぴょこっと横に広がってかわいいです。
9.フェルトで目と口ばしを付ける。
本体中央に黒いフェルトで作った目と、ピンクのフェルトで作った口ばしを付けます。
これは刺繍で付けてもいいですし、フェルトの周囲を縫ってもいいです。
私は手芸用の洗濯OKのボンドで貼り付けました。これが一番楽チンです(^^)
目や口ばしのバランスは、実際にキャップをかぶらせた状態で検討してみてくださいね。
文鳥タオルキャップが完成しました!
以上で文鳥タオルキャップが完成しました!(≧∇≦)ヤッター!
なんだか完成品はオバケのQ太郎みたいですが(^^;)実際にかぶるとこんな感じになります!↓
いかがでしょうか?文鳥に見える・・・かな?
なんだかポヨヨンとした謎の生物wみたいですが、まあまあかわいく出来ました。
早速お風呂上りに娘にかぶせてみた所、サイズも丁度良く、困っていた水滴問題も解決しました。
娘も気に入ってかぶってくれて、ホッとしました。
頭に謎の生物を乗せて部屋をウロウロしている様子は、見てて微笑ましかったです。
短髪の弟もかぶってはしゃいでおりました(^^)
安くてかわいいタオルキャップを手作りしてみましょう
このように手作りすると、安くてかわいいタオルキャップが簡単に作れます。
今回は文鳥のデザインでしたが、タオルの色や目鼻立ちを変えれば色々な動物が作れそうです。
- 茶色のタオルでクマさんキャップ
- ピンクのタオルでウサギさんキャップ
- 黄色のタオルでひよこさんキャップ
- 水色のタオルに黄色の羽でインコさんキャップ
- 黄色と黒のストライプタオルでトラさんキャップ
簡単に作れるので、洗い替え用にいくつか作ってみてもいいですね。
お子様と相談しながら、世界に一つだけのかわいいタオルキャップを作ってみてください。
それでは、また。
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