確定申告

【ハンドメイド作家向け】税務署への開業届の出し方を解説します

20190722開業届の出し方アイキャッチ
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ハンドメイド作家のcaccio(カッチョ)です。

ハンドメイドを趣味としている方の中には、「自分のハンドメイド作品を販売してみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?

ハンドメイド作家として自分の好きな物を作って販売し、見知らぬ誰かに喜んでもらう。
さらにパート収入くらいの利益が出たら・・・最高ですよね?(^^)

そのように考えてインターネットでハンドメイド販売について少し検索すると、よく目にするようになるのが「開業届」という書類です。

ハンドメイド作家として本気で活動する気があるなら、ぜひとも提出したい書類なのですが、

「え~、これ提出すると個人事業主になっちゃうの?
税金とか確定申告とか難しそうだし、なんか恐い・・・」

と怖気づいてしまっていませんか?
かく言う私もその怖気づいた一人ですので、お気持ちはよく分かります。
なんか面倒くさそうだし、私みたいなシロウトがそんな物出していいのかな?って思いますよね。

そこでこの記事では、そんな私でも簡単に提出できた「開業届」について、詳しく解説していきたいと思います。

  • 子供が小さくて外に働きに出られないからハンドメイド販売をしてみたい。
  • 子供が大きくなって手が離れたので、何か仕事を始めたい。
  • これからハンドメイド販売を本気で仕事にしていきたい。
  • 個人事業主や確定申告(青色申告)について勉強したい。

そのような方々の最初の一歩の手助けができる内容となっていますので、ぜひご覧になってください。

開業届とは何か?

まず、開業届とはどういう物か?ですが、

国に『私は新しく事業を始めました』と申告する書類

の事を開業届と言います。

正確には「個人事業の開業・廃業等届出書」という書類です(廃業する時にも同じ書類を提出します)。

もちろん開業届を提出しなくてもハンドメイド販売はできるのですが、開業届を提出すると「個人事業主」という肩書がもらえます。

個人事業主になれば、一定以上の収入を得た場合必要になる確定申告で、節税に有利な「青色申告」を行う事ができます。

なのでお小遣い程度の収入があればいいという方は必要ありませんが、ハンドメイド販売を本気で仕事にしようと考えている人は、長い目で見て最初に開業届を提出した方がいいと言えます。

開業届が必要なパターン

では、どのような人が開業届を提出した方がいいのでしょうか?
ハンドメイド作家に多いであろう2パターンについて解説します。

パターン1:専業主婦(主夫)で収入がハンドメイド販売のみの人

パートやアルバイトをせず、自分で作ったハンドメイド作品を販売する事のみで収入を得ている場合です。
この場合、一年間の「所得」が38万円以上ある方は確定申告が必要となりますので、開業届を提出した方が良いと言えます。

「所得」とは、ハンドメイド販売の売上から材料費や荷造運賃費等の「経費」を引いた金額の事を言います。
例えば売上が50万円あったとしても、経費で40万円かかっていたら所得は10万円ですので、確定申告の必要はありません。

「ハンドメイド販売で確定申告が必要なんて知らなかった!」という方は、ご自分がどれくらい収入を得ているのか、一度ちゃんと収支を計算してみましょう。

パターン2:パート・アルバイトとハンドメイド販売を兼業している人

次にパートやアルバイトで収入を得ながら、ハンドメイド販売も行っている人の場合です。

この場合は、一年間のハンドメイド販売の「所得」が20万円以上になると確定申告が必要となります。
パートやアルバイトの収入とは別ですのでご注意ください。

開業届をどのタイミングで出すか?

ご自分には開業届が必要か必要でないか分かりましたか?
では次に、開業届をどのタイミングで提出するかについて考えてみましょう。

これについても人それぞれですので、パターンに分けて解説していきます。

パターン1.まだ販売をした事がない人

「趣味で色々ハンドメイド作品を作ってきたので、そろそろ販売してみたいな。
やるからには本業として、なるべくたくさん稼ぎたい!」

このような方は、販売を始める前、ハンドメイド販売サイト(minne等)に登録する前に開業届を提出しましょう。

なぜならたくさん利益が出た場合、必ず確定申告が必要になってきます。
確定申告には白色申告と青色申告があるのですが、開業届を提出した人は個人事業主となり、青色申告が可能になるからです。

白色申告と青色申告は、会計ソフトさえ使えば作業の手間はそれ程変わらないのですが、節税の面で青色申告の方が色々有利になります。

しかも、青色申告する為に必要な「帳簿付け」では、開業前に所有していた大量の生地や材料についても全て原価を出して「開業費」として記帳、申告する義務があるのです。

ハンドメイドを趣味としている方なら、過去に購入したたくさんの生地が眠っていますよね?

「これらを使って作品を作って売れば、生地の元も取れる~♪」とお考えかもしれませんが、全部の生地の買った時の値段を覚えていますか?レシートを保存していますか?

私はもちろんそんな事していなかったので、ハンドメイド販売に使用する生地は全て開業届後に新しく買い、レシートを保存・記帳しています。

大量の在庫布を販売に使えないのは痛いですが、それより計算の方が面倒なので諦めました(^^;)

なのでこれから青色申告をする前提で販売を始める方は、なるべく最初に開業届を出した方が税金的にも有利ですし、帳簿の管理も分かりやすくスタートできますよ。

パターン2.すでに販売を開始している人

次に開業届を出さず、すでに作品を販売してしまっている人の場合です。

この場合、確定申告が必要な金額以上の所得があるのに確定申告していなかったら・・・かなりマズいです。
ハンドメイドの個人販売とは言え、それなりの収入があれば確定申告は義務です。速やかに税務署か税理士さんにご相談ください。

逆にまだ確定申告が必要な程の収入を得ていない方はセーフです。
販売が軌道に乗ってきて、このままでは確定申告が必要だな・・・と思ったら、すぐに開業届を出しましょう。

「でも開業日を記入する欄があるでしょう?
もう3年も販売をしてるのに、いまさら開業届なんて出したら怒られませんか?」

という不安もあるでしょう。
しかし大丈夫。開業届の開業日は、自分で好きな日を決められるのです。

もちろん3年前から確定申告が必要な程稼いでいたのに、開業日を「昨日から始めました」と書いたら違反です。

ですが、確定申告が必要な所得がまだ発生していなければ、3年前から始めていようと「開業日は昨日です」と申告してもOKなのです。

一応、開業届の提出期限は「開業日から1か月以内」となっていますが、守らなかったからといって(提出が遅れたからといって)何か罰則がある訳ではないので大丈夫です。

開業届はどこで手に入る?

次に実際に開業届を提出する場合、どこで手に入れるかというお話です。

これはお住いの管轄の税務署に直接取りに行くか、国税庁のホームページにPDFのフォーマットがありますので、プリントアウトして入手しましょう。

また、青色申告をしたい方は同時に「所得税の青色申告承認申請書」と言う書類も提出しなければならないので、こちらも開業届と同様に税務署か国税庁のホームページで入手しましょう。

そして開業した人は税務署とは別に、都道府県税事務所に「事業開始等申告書(※東京都の場合の名称)」という書類を提出する事になっています。
出さなくても一応問題は無いようですが、気になる方は開業届を出すタイミングで出しておきましょう。

こちらも各都道府県税事務所のホームページからプリントアウトできます。
(ちなみに私はこれを提出する事を開業から1年後に知り、恐る恐る提出しに行きました。すんなり受理してもらえましたけど^^;)

開業届の記入の仕方

次に開業届の記入方法です。以下に記入の仕方をまとめます。

提出先提出する税務署の名称。
提出日開業届を提出する日付。
納税地生活の拠点となる住所を記入。ハンドメイド作家の場合、ほとんどは自宅の住所だと思います。
氏名販売するご本人の氏名を記入し、印鑑を押す。
生年月日販売するご本人の生年月日。
個人番号マイナンバーを記入する。
職業ここは厳格なルールがなく、税務署の方が分かる表現ならいいそうです。例えば「アクセサリーの製作・販売」や「ハンドメイド作家」等。
屋号こちらも特に決めなければいけない訳ではなく、空欄でもいいそうです。使っているブランド名(〇〇工房、アトリエ〇〇等)でも大丈夫です。
届出の区分「開業」に〇を付ける。
所得の種類「事業所得」にチェックを入れる。
開業・廃業等日ご自分で決めた開業日を記入。
開業・廃業に伴う届出書の提出の有無「所得税の青色申告承認申請書」を同時に提出する方は「有」に〇を付ける。
事業の概要こちらも税務署の方が分かる内容であればいいそうです。私は「服・鞄・雑貨等のハンドメイド作品の制作・販売」と記入しました。

以上が個人でハンドメイド販売を開業する場合に必要な記入個所です。

・従業員を雇って給料を払う方
・税理士を雇っている方

このような方はさらに記入する箇所がありますので、税務署の方にご確認ください。

開業届の提出の仕方

開業届が書けたらお住いの管轄の税務署に提出します。提出方法は、

1.直接税務署に行って提出する。

2.郵送で提出する。

上記の2つの方法があります。
自分の管轄の税務署がどこかを調べるには、国税庁のホームページに郵便番号を入力するだけで税務署の所在地を教えてくれるページがありますので、ご覧になってください。

提出するのに費用はかかりません。
マイナンバーを確認される場合があるのでそれが分かる書類(マイナンバーカード等)と、修正する場合に必要な印鑑を持参しましょう。

私のおすすめは、1の実際に税務署に出向く方法です。

なぜかと言うと、初めて書く書類ですので、やはり専門の職員の方に見てもらう方が安心感があります。
また、もし間違えた所や修正がある場合、その場ですぐ修正して提出が完了します。

ハンドメイド販売や確定申告について疑問や不安があれば、ついでに質問する事もできます。
私も開業届を提出しに行った時に、一人で分からなかった疑問を紙にまとめて持っていきました。
職員の方がテーブルに座って一対一で詳しく答えてくれて、すっきりと帰る事ができました。

ちなみに税務署はどこも8時30分~17時に受付で、土日祝日はお休みです。
混雑している期間はかなり待たされる場合があるので、たくさん質問がある方は事前に電話で予約をしてから行った方が確実です。

難しかったら「開業freee」を使おう

このように、本当の素人主婦だった私でも簡単に提出できた開業届ですが、

・それでも一人で作るのは難しそう

・もっと簡単に開業届を作りたい

そのような方もいらっしゃると思います。

そこでおすすめなのがfreee株式会社が提供している「開業freee」というネットサービスです。

こちらは質問に答えて入力していくだけで、必要箇所が記入された開業届が作成されるという、とても便利なサービスです。
開業届だけではなく、必要なら「所得税の青色申告承認申請書」も同時に作る事ができます。

しかも利用料は無料!大人気の【会計ソフトfreee(フリー)】 を提供している会社ですから、安心して利用する事ができます(ちなみに私もfreee を利用して確定申告しています)。

自分一人で開業届を作成するのは不安・・・という方は、ぜひご利用になってみてくださいね。

開業届の出し方のまとめ

以上、ハンドメイド販売を始めたい方に向けた、開業届の出し方の解説でした。
最後にポイントをまとめておきます。

*開業届を提出するポイント*
  • 開業届とは、国に『私は新しく事業を始めました』と申告する書類。
  • 開業届を提出すると個人事業主となり、確定申告で青色申告が可能になる。
  • 確定申告が必要になる条件は、専業主婦(夫)とパート・アルバイトで違う。
  • ハンドメイド販売を本格的な仕事にする気ならば、開業届はなるべく早く提出した方が良い。
  • 開業届の用紙は、税務署か国税庁のホームページで手に入る。
  • 提出する際は、税務署に直接持参するか郵送でできる。
  • 「開業freee」というネットサービスを使えば、簡単に開業届が作成できる。

税務署に開業届を提出すると「いよいよ本格的にハンドメイドを仕事にしたんだ!今日から私は個人事業主だ!」という気持ちになり、身が引き締まります。

確定申告の帳簿付けや申告書の作成等、慣れるまでは難しいと感じる作業も増えますが、提出する事で湧いてくるやる気や責任感等も大きいので、本気で頑張ろうと思っている方はぜひ開業届の提出を検討してみてくださいね。

それでは、また。

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